父の新盆
今までお盆は夏の大型連休ぐらいにしか思っていなかった。
2014.12に父が肺がんで亡くなりました。
技術屋で職人気質。
同居していた母にも癌だという事を隠していました。
いろんな方の闘病記を見てるうちに、いろいろ分かってきました。
今思えば、死の恐怖をひとりでずっと抱えながら生きていたこと。
治療よりもQOLを優先して無治療を選んだこと。
父らしい選択だったと納得できる。
亡くなる半年前、絶対に弱音を吐かない父が「膝が痛くてもう死にたい」と電話してきたことがある。
自分は「何言ってんの、家でゴロゴロしてるからだよ歩いたら?そんなんで死なれちゃ困るよ」
と言った。
今思えば、もっと優しくしていれば良かったな。
もっと耳を傾けてあげれば良かったな。
盆に帰ってくるのなら、聞いてみたいことがあった。自分ががんだと確信したのはいつなのか。
残念ながら下の子の霊感を持ってしても、父の気配は感じられなかったけど、きっと母と一緒にのんびり過ごしたんだろうな(^^)